ミッドウェイ海戦を描いた映画は数多くありますが、自分にとっては1976年のアメリカ映画『ミッドウェイ』が記憶に残っています。
最後の方で、三船敏郎演じる山本五十六提督が「陛下にお詫びしなければならないのは私だけだ」と言ったのが、どういうわけか今でも記憶に残っています。
なぜそう言ったのか、なぜあのような結末を招いたのかについての話は次回にして、まずはサンディエゴで博物館になっている空母ミッドウェイと展示された飛行機を見学した時の話をご紹介します。
空母ミッドウェイは日本にも縁があり、横須賀を母港にしていましたので、展示物の中に船田衆議院議長(当時)が訪問した時の写真がありました。
入ってすぐのところが、格納甲板(飛行甲板の下)で、第二次大戦中の飛行機が展示されていました。
まず目に入ったのが、艦載戦闘機のコルセアで、子供の時プラモデルを作ったことがあるのですぐにわかりました。
太平洋戦争末期の日本本土空襲では、爆撃機の護衛についてきて、ついでに機銃掃射をして帰るようなこともしていたようです。
次はアベンジャー雷撃機です。魚雷を運ぶので当然ですが、相当大きな機体で、鳥の翼のように折りたたむ機構が変わっているので、どうなっているのかなと思って撮った一枚です。
ミッドウェイ海戦では、空母を護衛しているゼロ戦に次々と撃墜されたようです。
次はドーントレス急降下爆撃機です。急降下爆撃に使う穴あき式フラップが珍しかったので、撮った一枚です。
2013年公開の映画『永遠のゼロ』の中で、ミッドウェイ海戦の場面がありました。
雷撃機というのは、敵艦から1500メートルくらいのところで魚雷を投下するのだそうで、ゼロ戦が低空に下りて来たアベンジャー雷撃機に応戦しているところに、雲の間からドーントレス急降下爆撃機が突然現れて、日本の空母の飛行甲板に被弾するシーンが生々しく描かれていたことを思い出しました。
ミッドウェイ海戦の映画に出てきたような飛行機を実際に見ることができ、とても興味深かったのです。
その教訓等については次回に掲載します。